自作機からモバイルPCへの移行(の試行錯誤

年初に2in1なモバイルノートPCdynabook VZ72を買い替えました。3年経過し延長保証が切れること、ちょうど第11世代のCore iのモデルが出てきたところで同じく2in1のdynabook VZ/HRに。

dynabookが続いてますが、大きな理由はバッテリーの満充電を抑制できる機能がまずついているからで、この機能の有無って明確にうたっているところがなく購入前にあまり知ることができないんですよね…なのでこの機能の有無がわからないメーカーは躊躇します。

これを設定するとACつなぎっぱでもバッテリーの突然死がかなり抑制され、事実十年前に買ったdynabookのR730はこの機能を有効にして使っていたおかげで未だにバッテリー駆動でき、今はCloudReadyで動かしています。

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※このあたり、さすがに10年前のものがいまだに使えているのは当たりかたまたまとは思います。少し後に買ったVAIOのtypePも同様の機能あり利用していましたが、こちらは数年前にバッテリーが死んでしまいましたが、それでも通常の機器寿命とよく言われる5年はもちました。

実はVZ72の時も、もう歳で面倒だしできれば自作機はやめてコレ一本にできないかやってみたのですが、メモリ8GBにストレージSSD256GBだった為、まぁメモリは我慢できるにしてもストレージの少なさがネックで諦めて純粋なモバイル用途で使っていました。

で、今回はそのあたりを考慮し奮発してメモリ16GBにストレージ1TBのCore i7-1165G7のモデルに。おかげで高解像度高リフレッシュレートで対戦FPSやらフライトシム、はたまたVRでもやらなければ、Iris Xeグラフィックスとあいまって自分がよくプレイするSTGや格ゲーあたりならまず困らない、たいていのゲームもそこそこ楽しめる環境に

※とはいえ先代のVZ72でも、STGや格ゲーあたりは無難に動いていました

3Dグラフィックスは割り切りになりますが、絵を描く環境やゲームなどをこれ一つにできるかな?と思案。自作機で使っているモニタ2台にキーボード、トラックボールintuos Proを競合なく共有できるかというところ。

問題はintuos Proとの共存で本体側にはワコムデジタイザが仕様に含まれており、Wacom AESペンが使えるのでVZ72でも使っていたBAMBOOスタイラスがそのまま使えます…この何が問題か?ですがワコムのAESドライバ使っていると、intuosのドライバと競合してしまいいちいちどちらかのサービスを止めないといけない状態になるから。実際VZ72ではその状態となり共有はあきらめたのですが、今回のVZ/HRは不思議とドライバやユーティリティにワコムのものがなく、intuos Proのドライバがまんま入り、内蔵デジタイザと競合もなく動きました。

ワコムのデスクトップセンター起動時に内蔵デジタイザが未対応という警告は出ます

使ってみると外付けモニタではintuos、内蔵モニタは標準のデジタイザがまんま使え、CLIP STUDIO PAINTもなんなく動きこりゃええということに。ということは、本体でWacomAES使っていても外付けタブレットは他の会社のもの使えば、同居できる可能性は高いんですね…。

あとIris Xeですがモニタの同時出力が合計4つまでになっており、このVZ/HRもThunderbolt4 二つとHDMIポートが付いているので、3画面+1の表示が可能でした。

ということで構成してみた例が↓

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デスクトップ時には一つtype-Cドックを使い、そこにACアダプタ、有線LAN、外付けキーボード、トラックボールのUSBレシーバー、プリンター、モニタ一つを、もう一つのtype-CポートにはモニタからHDMI>type-Cに変換したものを入れて3画面出力に、intuos ProはBluetoothで接続し自作機で使う場合には有線で使うことに。

そしてモバイル時は写真のように基本本体のみで。キーボードショートカットの不足などはCLIP STUDIO PAINT側でクイックアクセスを作りこみ、左手である程度の操作を行えるようにしました。

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←がデスクトップ時、→がタブレット時で主にクイックアクセスの大きさと位置とペンとそのオプション関係のパレットの位置が違います(切り替えはワークスペースの切り替えで可能)。このように左側にキーボードショートカットで使うようなものをまとめていますので、いわゆる左手デバイスも不要で作業を行えるように。

モバイル機でもi7のメモリ16GBのストレージ1TBもあればかなり余裕があり、データはOnedriveやNAS利用を前提とすれば、今はFPSなどもやらないし次はこの構成だけでもいいかなと思えてきます…が、やはりVRは捨てがたいんですよね…Oculus Quest2だけで楽しむというのもアリとは思いますが、VRなエ〇ゲを一回やってしまうとげふんげふん。

ということで、できればThunderboltもついてることですし外付けGPUボックスを試したいところ…なんですが、昨今のグラフィックカード不足で導入を考えている3060クラスが適正価格での入手が困難の為、今のところ様子見。

GPUボックスの導入が満足のいく感じになれば、本気で環境を移すことを考えてもいいのかな?と考えています。

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以下参考までに

dynabook.com