Microsoft Storeでアプリを購入することの注意点

PCってよりGoogle Playだとかのスマホ的な挙動にしているっぽいので、他PCソフトウェア配信プラットフォームと同じつもりで利用していると、いきなりアプリのストアページが消え再ダウンロードすらできなくなるという事例です。

Microsoft StoreではWindows8の時に「Konami Digital Entertainment Co.Ltd」名義でPCエンジンゲームが何本かストアアプリで配信されています。何本か購入したのですが、新PC構築時にその中の「出たな!!ツインビー」だけ再ダウンロードできないことに気が付きました。

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これは既に「出たな!!ツインビー」が入っているPCでストア画面を表示させたものですが、見ての通りインストール済みなのに購入ボタンが出ており、一見するとライセンスが消えてしまっているように見えます。

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同じく「Konami Digital Entertainment Co.Ltd」からリリースされ、要件も時期もほぼ一緒の「グラディウス」は再ダウンロードでき、ストア画面もこのように購入済み状態です。

マイクロソフトアカウントの購入履歴をさかのぼると「出たな!!ツインビー」、きっちり2013/11に購入済みの履歴まで残っていましたので、勝手にライセンス消えるのかと思いマイクロソフトに問い合わせしたところ、どうもシステム要件がWindows8になってるため、Windows10では利用できなくなったのではと思われるが、このあたりの細かい設定はリリースしたベンダー任せの為、マイクロソフト側はわからないとのこと。実際あちらでも検証した結果、Windows10のストアで購入ボタンは押せるもののアプリは使えなかったとのことですが、それにしてもこの表示はないだろうかなと…。

んでもってメディアとライセンスが出てきたので、32ビット環境を検証用に作ってやろうとHyper-V環境にWindows8.1を構成しストアをのぞいてみたところ「出たな!!ツインビー」、きっちり購入済みのインストール可能で出てきましたので、先のマイクロソフトの見解は正しかったのだなと。

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ふとそういやずっと前に同じく買ったはずなのに、いつの間にかストアページすら消えてダウンロードできなくなってたストアアプリ版「BLAZBLUE CALAMITY TRIGGER」はどうかなとWindows8.1のストアで探してみると…インストールできそうな状態でストア上に存在していました…。

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この事例からするとアプリのシステム要件から外れると、ストアページから除外されたり再インストールできなくなるという、まんまスマホタブレットのストア環境と同じ挙動をするようです。「出たな!!ツインビー」と「グラディウス」の差ですがリリース日が「出たな!!ツインビー」が「2013/10/28」で、「グラディウス」が「2013/12/19」ですので、そのあたりかもしかすると見えないところのパラメータが影響しているのかもしれませんが、いずれ「グラディウス」も再インストールできなくなることが予想されます。

でもさぁ、もう少し表示の仕方がなかったのかと。所有アプリの一覧から買ったはずのものがなんの前触れも注釈もなく消えたらトラブルかと思うんですけど。普通は所有一覧には表示を残し、要件から外れたのでインストールできないとか警告だの注釈をつけるもんじゃないですかね?

ということでこんな挙動を現状はしているので、出来る限りMicrosoft Storeで有償アプリは買わない方が吉と思われます。同じアプリが複数のプラットフォームであるのであれば、出来る限りMicrosoft Storeは使わない方がいいかなと。