librettoW100とタブレットPC

ちょっと前に、ちょっと安く買える機会があったので購入。スペックの詳細は、以下のページでもみてください。

libretto W100製品情報(製品概要)

使ってというか、一通りセットアップし、ちょっと使った第一印象は、「ああ、まずこれは売れないPC」というとこでした(苦笑。
ともかくファンの音がうるさく、上側モニタ部が熱くなる。これは、かなり贔屓目に見ても、たぶんほとんどの人が、ちょっとな…と思うレベルじゃないかなと。それに加え、標準バッテリの駆動時間が短すぎる。公称で標準2時間、付属の大容量で4時間となっていますが、この手のバッテリ駆動時間、かなりぴーきーな設定でやってるものですから、だいたい自分は半分とみてますけども、まんま半分でした。つまり標準で1時間、大容量で2時間程度です。重さや、形状からしても、標準バッテリを使っていきたいとこなんですが、いくらなんでも実際的な駆動時間が1時間ってのは、家の中で使うにしても今じゃ冗談レベル。大容量の2時間ならまぁなんとか許容できますが、重量が800gちょいまで増える上に、本体下部が厚くなり、ちょっと持ちづらい。
と、正直この2点だけでかなりマイナスというか、売れない理由として十分じゃないかなと。特にこのような形態のPCであるならば、手軽に長時間持ち歩け、サクっと使いたいという最近流行のiPadAndroidタブレットじみたものを期待すると思いますが、使い始めると「ぐわんしゃーしゃー」と大き目のファンの音が鳴り響き、使える時間は1〜2時間。これじゃWeb閲覧やメールチェックにメディア再生用途に今買うなら、iPadAndroidタブレットを買いますわな。

ただし、それ以上のというか以外の用途で見ると、なかなか悪くないPCでした。まずなんといってもフルバージョンのWindowsが、それなりのパフォーマンスで動いているという点(SSDデュアルコアのPentiumU5400)。これはまずWindows7ソフトが動くということであり、ゲームもある程度期待できるということで、実際やりたいこと(エ●ゲ)はだいたい出来ました。タッチパネルはiPadとは違う感度で調整されているっぽく、iPadで使えていた静電容量式用のタッチペンはほぼ使い物にならなかった為、これで絵を描くことはちょっと難しい感じですが、下部画面に表示されるソフトキーボードや、ソフトタッチパッドは見た目以上に使える為、文字入力系もそれなりに使えますし、タッチパネルで使うWindows7はそこそこ快適です(個人的感想)。

結局のところ、このマシンの利用価値は、iPadのとこに書いたことのまさに逆で、Windowsであることかなと思います。そしてコレ使って感じたのは、Windowsじゃこの手のタブレットPCで、長時間バッテリ駆動でき、重さも動作も軽いマシンってのは、今のハードウェア技術では、そこそこの値段で実現ってのは、かなり無理臭いことなんだろうなと。自分が今持っているPCでみれば、同じくらいの価格帯で、同じくWindows7が動きわりと長時間バッテリ駆動できるVAIO typePはパフォーマンスに不満がかなりありますし(正直Web閲覧もつらいというか我慢するレベル)、このlibrettoW100は、パフォーマンスはそこそこなものの、バッテリ駆動時間が冗談レベルですし…。そう考えると、iPadAndroidタブレットが多く出て、また実際に、それなりに外でも見かけるという今現在の状況は、これから先のPCの未来まんまかもしれないなぁ、とちょっと思ったわけで。

ということで、このlibretto W100ですが、ベッドサイドにおいて、寝ながらエ●ゲやりたいってのなら購入をとめませんが、Webやメール用途に、ばりばり持ち歩いて使いたいから、という理由でということならiPadAndroidタブレットをお勧めします(まる

      • -

余談:見てのとおり、このlibretto用壁紙に描いたのが、この前の絵です。ミソは↓のようにキーボードを出しても顔が見えるようにした配置。