いろいろ悩んだ末にけっきょく購入しました。
6月初めのころに予約し、7月の頭ごろ到着。SKUは上位版でi7-1165G7のほうですが、色は限定ではなく標準の黒を選択。
天空のパッケージでケースとドックのセットであと有償修理割引特典などの入ったおまけが付いてます。
同梱物を展開するとこんな感じに。付属の電源アダプタはUSB PDの65Wタイプ。
よくWeb上で比較されていますが、お約束のVAIO TypeUとの大きさ比較。見ての通りだいぶWIN3のほうが大きいです。こうしてみるとで2006年にXpベースで、このサイズ・形状のPCをSONYはよく出したもんだなと…
あれ、仕様みると重さはほぼ同じくらいなんですね(カタログ値でWIN3は560g、TypeUは520g)>
https://www.inversenet.co.jp/pclist/product/SONY-note/VGN%252DUX50.html
Windowsのセットアップは国内メーカーのものと違い、日本語デフォルトではないため、そのままセットアップするとアプリの表示が英語となります。これは日本語ローカルエクスペリエンスパックが入っていない為ですので、別途Microsoft Storeからインストールし再起動することによりすべて日本語となります。
それからSSDがシステムドライブ100GB、D装置として800GB程度にパーティションを分けて構成されていますので、今のうちに1ドライブにまとめておきました。詳細は省きますが、Windowsのディスクの管理からディスク0のD装置を削除後にC装置のボリュームの拡張を行うことで可能です。
ソフトウェアとしては流石にこのサイズだし、AESスタイラスなどの対応もないのでイラスト関係のものはなし、Officeもフルバージョンは必要なかろうということでMobile(ストアアプリ)版のみを、あとはSteam、Xbox Game Pass、Epic Games、DMM GAME PLAYERなどのゲーム関連のプラットフォームソフトウェアを中心に、そしてストアアプリで使いそうなものをインストールしスタートメニューを編集。
スタートメニューは全画面表示にし、更に通常はタブレットモード起動にすることによりパッドのマウスエミュレーションでちまちまやらずとも操作しやすいようにしました。
ビルドインされているゲームパッドの操作性、特にアナログスティックやLRのボタン、トリガーは悪くはありませんが、見ての通り十字キーやボタンがやや狭く窮屈なのでちょっと使いづらいところはありますが、全体的にみると一体化されていることによる使い勝手の良さはまぁまぁかなというところ。
特にアリスギアのPC版は、事務所や強化などではタッチ操作、STG時はパッドと使い分けることが容易な為、なかなか遊びやすいです。
難点と言えばこの画面サイズなものですから、文字が小さくて読みづらいところ。HDクラスの解像度ですがスケーリングが出来ない為、OSでもゲームでもわりと辛いところはあります。
あとキーボードですが、これがなかなか悪くない。物理スイッチのないタッチ式ですが、押したときにバイブレーションによるフィードバックがある為、見た目よりは使いやすいです。ただ見ての通り英語ベースの超特殊配列ですので、そのあたりは割り切るか、こだわりたいのであれば、なにかしらのキーレイアウトのマッピングソフトでカスタマイズしたほうがいいかもしれません。
専用ケースですが、専用だけあってサイズピッタリでそれほどかさばらない為、アナログスティックの保護のためにも普段持ち歩くときは積極的に使いたいところ…なんですが、本体取り出し用のベロがないので、一回入れちゃうと取り出しづらいのが難点です。
ちなみにふた側のポケットですが、それほど深みはないので付属含め現行で出ているようなUSB PDアダプタはまず無理です。ケーブルやクリーニングクロス、USBメモリなどを入れるくらいかなと。
全体的なパフォーマンスはすでに同じSKUその他仕様のdynabook VZ/HRを使っていたため、ファンの音と発熱含めほぼ予想通りでした。
この2台、CPUもメモリ、ストレージ容量も一緒です。(i7-1165G7、メモリ16GB、SSD1TB)ざっと試したところではバレットソウル、Rtype FINAL2、ゲーム天国あたりは普通に動きました。
ただまぁ先に書いたとおり画面の大きさがネックで、文字が読みづらいだとかはありますので、そのあたり気になるのであれば、2021/7/4現在予約受付中のOne-Netbook ONEXPLAYERを買った方がいいかもしれません。SKUが同じであればWIN3と価格差はほとんどありませんし。
ただ画面が大きいだけあってサイズが288mm × 130mm × 21mmとSwitchより大きい上に重さも820g、更にキーボードは別というあたりを考慮する必要はあると思いますが。
----
GPD WIN3は画面サイズはじめいろいろとクセが強すぎて、正直万人に勧められるものではありませんが、キーボード内蔵で520gとちょっと持ってみると大きさとあいまってずっしりと感じますが、専用ケースに入れちゃえば鞄に放り込んで気軽に持ち歩けるサイズと重さ、USB PD対応だから充電器はスマホと兼用でき荷物も少なく出来、Tiger Lakeのシステムだからスリープ運用で半日以上は余裕でバッテリーが持つといったあたりを考慮して、ゲームを中心に自分なりになにかいろいろと使えそうと、見てわくわくするようであれば買いかなと思います。