しばらく入院してました

3週間ほど。

 病名は亜急性心筋梗塞、下手してたら今月が命日でした。

3月上旬の土曜日昼間に胸の痛みとともに苦しくなり昼食をとることができず、身動きが取れない、階段あがろうにも猛烈なふらつきであがれない状態に。意識はありましたので、しばらく横になって落ち着いてきたので自室に戻り横になってました。
しばらくしてから血圧と体温を測ってみようと思い、測ってみると熱はないものの血圧が上70台の下が40台とか自分で測ってて見たことがないほど低い数字に。こりゃあかん思いつつも落ち着いてきており夕食も取れるくらいにはなっていた(血圧もほぼ平常時に近い数値)ので翌日様子見てダメそうなら休み明け月曜にでも通院するかと決めました。

翌日も休み明けの翌々日も胸の痛みは治まらず。ちょうどその日月曜日は在宅勤務だったので、早めにあがらせてもらい毎月通院している開業医の内科へ。

土日の症状を言うとすぐに採血し、その結果を見ながらよくわからないから循環器内科受けようとくだけたいつもの口調で言われ、近くの総合病院に向かうことにしました。
すぐに紹介状とタクシーまで呼んでもらい総合病院へ…今から思えばこの時には病名を言わなかったけど、この内科の先生は心筋梗塞の疑いが強かったのだと思う。

16時半くらい?に総合病院に到着。時間的に救急外来扱いで血液検査を受け、早々に心筋梗塞の疑いと言われたものの、本人は重大さに気づいておらず、帰りは19時位になるかな翌日の出勤辛いかなとか甘いこと考えていました…ら、CT取り終えて待合室に居ると、看護師の方が車椅子でお迎えに。ここで本人ようやく、あ、これヤバいやつだ、まず帰れないや直行便や…と実感。

ここからはすぐに着替させられストレッチャーに寝かされ、一度帰れませんかねと聞いたら絶対安静勧告、起きるな動くなともかく寝てろで、即オシッコの管まで入れられた。つまりそれくらいマズいヤバい状態だったということで、この時の主治医の先生の説明が「治療しても1割、治療せず放置すれば3割亡くなる」であへぇと。
それからは病室に入るまでは通話がOKだったので、自宅の親と会社の上司にとりあえず連絡。モバイルバッテリーを持ち歩いていたあったので、その日はそれでもたせ、親には入院用具と一緒に翌日充電器一式もってきてもらうようお願い。
その後は病室に入れられ寝返りも不可の状態で就寝。

入院翌日の朝からカテーテルによる検査と治療。昼頃までかかったけども、それほど辛いこともなく終了。二か所詰まっており、今回は右手からカテーテルを通して直近の苦しくなった発作の原因と思われる方の処置はできたものの、もう一つの古いものについては今回通したところからは上手く処置が出来なかった為、3日後に再度別ルートでカテーテル治療をする事に。この日の夕飯から食事が出ました。

あちこち点滴やら小便の管やら心電図の線に血圧計などなどが付いてるのでろくに動けない。そのため腰がかなり痛くなって辛かった。食事の時などベッドのリクライニングで起きても、今度は小便の管で心地悪く(管の向きで変な残尿感みたいなものが強く出たりして)食事も落ち着いてできなかった。

2回目のカテーテルまでの日は軽い心臓リハビリを一度行った後は、ほぼ寝たきりで待機。小便はともかく大はベッドから動けないものだからベッドの上で差し込み便器で用を足すわけで、力みづらくともかく心地悪く。

そして二回目のカテーテル治療…が、かなりツラかった。
一回目と違い治療中になんども苦しく痛くなり、結局5時間ほど?かかったと思う。二回目は右手だけでなく左足の付け根からも入れ、右足付け根にも点滴を入れるとか更に全身管だらけの身動きの取れないひどい有様に。この日から翌日まで痛みやらなんやらで、ひどい状態で落ち着いたのが翌々日くらいという。食事もその日の昼から再開。

その後は一日一回ずつ心臓リハビリ…まず心電図と血圧をとり、少しの運動とまでいかないような歩行など日常動作動作を数分行い、そして最後にまた心電図と血圧を計測して異常なしを確認していくことを行いました。
これを一日一度ずつ、日毎に行動の負荷をステップアップ(歩行なら10m、30m…と距離を一日ずつ伸ばす)し、それに伴って点滴やオシッコの管が外れて身軽になっていき、それで最後のお題である5分間の入浴を行っても大丈夫と確認が取れたところで退院となりました。
休日などリハビリが行われない日もあるため、結構日数がかかり結局3週間くらいの入院生活に。

入院費用は限度額適用で13万ほど。生命保険に入っているので金銭的にはそれほど辛くないのはありがたいところ。

入院生活については、まず食事については1,600kcal/日、塩分6g制限でしたので、量は少なかったものの、塩分制限のわりに味つけがしっかりしててそれなりにおいしかった。
あとスマホが通話や音出ししなければ、ほぼ自由に使えたのが大きかった。ゲームやその他ネット閲覧、Galaxy Noteなので絵も描こうと思えば描ける、そして読みたい本があればその場で買える電子書籍やらでだいぶ暇つぶしというか、ほぼ家にいるのと同じような娯楽が享受でき暇つぶしができたのはとても大きかった。さすがにMVNO(IIJmio)回線で前月の繰り越し分含め約20GBほどあった通信容量のうち17GBほど使ってしましましたが、これが無制限だったりしたらイヤフォン用意してネトフリやアマプラなどで更に充実した暇つぶしが出来たでしょう。

 正直最初の一番苦しかったときに救急車を呼ぶべきだったわけで、ここで下手してたら死んでたかもしれません。今回は運がよかっただけというべきかなと。
で、ここで何故我慢しちゃったか、なんですが痛みや苦しさとして正直自分的には尿管結石の発作(つまり石が出来て詰まったとき)よりも軽く感じちゃってたんですよね。その経験がなければ躊躇なく救急車を呼んでたでしょう。

あとは胸の痛みといっても内臓というよりもっと表層のあたり、肋骨のあたりがちくちくしているような感覚が強かったことも、心臓からの痛みとして実感できなかったてのも。尿管結石もですが、こういった目に見えない内臓系の痛みなんて人生チュートリアルとかで一度でも体験しない限り、まず正確に判断するなんて素人には無理やろな、と思いました…こりゃ年に何人も何人も亡くなるわけです>心筋梗塞。まぁ今回で実績解除したので次回からやばそうなときは救急車呼びます。

 退院後ですが、思っていた以上に体力が衰えており近所への買い物はもとより自宅の階段の昇降すら難儀している状態で、ちょっと体を慣らさないと通勤無理じゃね?って感じとなっています。幸い(?)にも前述のとおり在宅勤務から入院したので、社用PCが手元にあるのは救いというかなんていうか。これからの会社との相談次第ですが、在宅勤務からで最初は復帰していければなと考えています。