9年前といまと

震災んときは事務所にいて当然仕事にならなくなり、かといって帰るにも電車が止まっている状況で、総務からもらった備蓄の水と乾パンを食べながら当時使っていたFOMA P903iTVワンセグ放送を観ていた覚えがあります。

夜中まで待っていると地下鉄はある程度動き始めたとの情報があり、調べると動いている路線を終点まで行けば、なんとかGoogleマップ調べで10kmほど歩けば帰り着けそうだったのでたしか2時過ぎくらいに帰路に。

途中運よく車中座れたりして終点まで無事着くもののタクシー乗り場は長蛇の列、やっぱり歩いたほうが早そうと、サブ端末のT-01AGoogleマップを開き川を目指して歩き始めました。とりあえず目的の川まで着けば、あとは上流に向かって歩けば、地図いらずの知っているエリアに着けることはわかっていたので、それまでなんとかT-01Aのバッテリーをエネループ使った充電器で補充しながらもたせていきました。

途中まだ開いているコンビニがあり、サンドイッチを買って食べながら歩きなんとか二時間ほど歩いて明け方の5時過ぎに自宅まで帰り着くことができました。

と、わりと手持ち地図とGPSの重要性を実感したので、最近はDocomoで地図アプリの契約をして災害地図(万が一回線が使えなくともオフラインである程度のエリアの地図が使える)を使えるようにしています。

またモバイルバッテリーも10,000mAhクラスを一つと、あのころこれらのツール類があったらどうだったろうとちょっと思ったり。ただ今メインで使っているNote10+はワンセグないんですよね。↑に書いたとおりワンセグ放送でいろいろ情報を知りましたが、震災直後はネット繋がりづらかったりしたのでかなり重宝しました。今はサブにしているNote8はワンセグとフルセグ放送受信できるので、そういう意味でも今は手放せないかも。

またあのような事態には会いたくないですが、とはいえないとも言えないわけで、あの頃は手持ちの端末をなんとか使いこなして帰り着くことができたので、今使っているものでも出来るよう、そういう備えみたいなものはしておきたいなと。