今年前半のはなし

両親が立て続けに亡くなりました。

父親は高次脳障害で大分前から施設(特養)入れてましたが、一月に少し前に誤嚥性肺炎をして飲み込みが悪いところに、肺炎を患ったことから飲み込みの悪さが更に悪化、肺炎は治ったものの食事がまったくとれなくなり、それから皮下点滴のみで入院後数か月で衰弱死。

母親は昨年の末に自分が昨年かかったのと同じ心筋梗塞で倒れ、救急搬送中一時心拍停止、なんとか搬送先で蘇生し入院できたものの、元から糖尿だのなんだのでバイタル悪すぎてカテーテル後の経過が芳しくなく、その為に人工心肺もなかなか離脱できず、運よく離脱できはしたものの血圧が上がらずで、そのうち合併症の多臓器不全の腎不全、で血圧が上がらないものだから透析もままならず…でと。

どちらも病院の方には精一杯に対応していただいた結果で、なんともやりきれないところがあります。特に母親のほうは入院時、人工心肺の離脱時と何度か危ない状況を乗り越えただけに、厳しい言われていたものの、まだなんとかなるんじゃないのかと内心は思っていました。でも流石に多臓器不全から意識が戻らないことが多くなると覚悟は決めていました。

詳細な時系列についてはぼかしますが、父親の49日に母親が亡くなるとか、この両親、同い年の上に誕生日も近く、その上に命日も近いとかどんだけ仲いいんだよと。

そんな感じだったのでひと月あまりの間に喪主をした葬儀を二回、近場の親戚と本当に生前、仲を良くしていただいた両親の知人だけ呼んでこじんまりと。この時も葬儀社の方にはよくしていただきなんとかこなすことができました。

と、葬儀がひと段落したところで、いろいろと手続き関係が。
死亡届や埋葬許可などは葬儀社の方に手配していただいたので、公的なところでは健康保険や介護保険関連の届け出と年金関連の手続きですが、その中でも健康保険は死亡後二週間以内に行う必要があるので急ぎ行い。

年金は最初コールセンターに電話で聞いたのですが、父母ほぼ同時期で電話口でだけ聞いて送り付けられてきた書類みてもなにがなんだかわからなかったので、予約とって年金の相談窓口へ。そうしたらあれこれ追加で、実は数年前から母親の年金未受け取り分あったとか、いろいろ出てきて結局相談窓口いってなかったら、手続きが済むまでもまだ時間かかってたなと。

生命保険関連は、戸籍謄本や印鑑証明などとともに送られてきた書類を返送して完了。その他クレジットカード関係も見つけたものは手あたり次第解約。

相続関連は兄妹二人なもので、自分が一括で引き継ぐこととしました。見えない連帯保証人のリスクはありましたが、先に書いた通り一番やばそうな父親のほうは脳内出血してから10年あまりそういったことはまずできない状態でしたし、意味不明な請求書関連もその間届いていないので、リスクとしては低かろうと。

土地の登記などこれもネットで調べてもめんどくさすぎることがわかったので、以前庭の土地取得の時に不動産屋経由でお世話になった司法書士のところに連絡をとり相談、必要な原戸籍などを取得してからお願いし、期間一か月弱くらいで遺産相続協議書やら戸籍集め、登記一式で十数万で行ってもらいました。

銀行の口座は登記の時に作ってもらった遺産相続協議書や、戸籍の書類一式を持参して銀行に手続きに行ったら、手続き用紙二枚書くだけで終了。ネットで調べるとめんどくさいこと書いてありますが、多少お金かかってもこの流れが一番手間がかからないかなと思います。
ちなみに今は相続税基礎控除が3,000万円+相続人×600万なので、うちの例で言えば4,200万まで非課税となり、不動産に預貯金、生命保険金を含めてもかすりもしませんでした。司法書士曰く、市内でも相続税を収めるような人は数パーセントです、とのこと。

片付け関係は衣類中心にものすごい量のごみが出て、さすがにちまちまやってられないので、ある程度まとめてから産廃業者に頼んで一気に排出。十数万かかりましたが、整理もついてやっておいてよかったなと。
余談、両親結婚前の交換日記(今だったらLINEだのEメールだのでこういうのは残らないんだろうなぁおもた)や披露宴会場のパンフなどが出てきた…のでそれは避けて保管。

いろいろと思うところはあり、まだできたことはあったのでは、など変に後悔してるところもありますが、考えようによっては今後親の介護問題はなくなった、あとは本当に自分のことだけ考えればいい、と思えば楽になったのかな。

ということでかなり急にですが、完全独りに。家事関連、公共料金関連は以前、父の介護から母親が鬱なったときに引き継いで一通りできるようになっていたので、生活的にはそれほど難儀するところはなく。とはいえ、自分も昨年に心筋梗塞カテーテル、ステント×2回やっており、今のところ経過はいいですが、爆弾抱えていることには変わりなく、ほんと何時まで…と感じるところはありますが、当面は気楽にやっていければなと。