SX2462W


8/4の発売日、というか先行出荷分で購入。目当てとしては広色域とHDCP対応、そしてディスプレイポート搭載といったところ。
ビデオカードは512MBのメモリを実装してるHD4850なので、表示的にもパフォーマンス的にも問題はなく設定は完了。でも色が従来から使っているS2410Wと結構違う。ちょろっとあちこち見て回ったところでは、AdobeRGB対応モニタのsRGBモードだとかは正確じゃないものがあるとか、まぁ、あまり考えなしの選択は、お勧めされていない感じ。
そんなこんなで印刷してみると、プリントアウトは、どうもS2410Wに近い色に調整しないといけないっぽい色で出てきた。SX2462Wの出荷デフォルトの調整だと色が薄いような感じらしく、以下の設定で印刷物やS2410Wに近い感じの色になりました(以下User設定のデフォルトからの変更点)。

  • 色の濃さ:60
  • 色合い:15
  • ゲイン(緑):87%

個体差もあるので一概には言えないと思いますが、とりあえず自分の目でのみためでは、ほぼSX2462W・S2410W・PX-G5300の出力結果がほぼ同じに。

使用感としては、S2410Wで大きくて高輝度なパネルに慣れたので、そんなに違和感などはありませんでしたが、上記のような色の違いに結構戸惑ったかなというところ。ちゃんと調整をしないと、特にイラストなどは、かなりテキトーなものになるので、買う人はちょっと注意したほうがいいかもしれません(無調整だと他のモニタで表示させると、描いたときよりも結構濃いというかケバく出ます)。
あとは、あまり下まで下がらないってのは、地味に痛いところかもしれません。S2410Wとスタンドの形式が違うもので、完全に上下位置を合わせることが出来ない為です。

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↑の設定ついでに、Windowsのカラーマッチングももう一回調べてまわったのですが、VistaからはXPよりはマシになっていて、OS標準の画像ビューアやサムネイル表示あたり、そしてOffice2007だとかでは、ちゃんとプロファイルを処理して表示してくれる模様。現にWindowsでのカラープロファイルの割り当てをモニタごとに変えてみると(モニタ1はsRGB IEC61966-2.1、モニタ2をscRGB仮想デバイスモデルプロファイルに、など)、画面をまたいで一枚の画像を、画像ビューアで表示させると面白い具合に色がかわります(色の管理画面を閉じる必要はないけども、設定後に画像を表示しないと、設定したプロファイルが適用されないので実験する人は注意)。

↑わかりづらいですが、左側のほうのプロファイルを適当に割り当てた場合の例。かなり色が濃く出ています。

余談:IEはカラーマッチングに未対応ですが、FireFoxICCプロファイルに対応していますので、pixivなどで絵を見る場合、ちゃんとプロファイルの設定したモニタを使うならば、そしてプロファイルがちゃんと埋まっているならば、描いた人のと同じ設定で見ることが出来るかもしれません。